倫理の欠如

 アメリカでは、低所得者向け住宅ローンの焦げ付き問題が、
経済的にも社会的にも、大きな問題になっていますが、
こうした問題が、将来、発生するのではないかと心配する声は、
数多くあったのです(類似の事例で、下記の記事を参照)。
 しかしながら、当時は、
「金さえ儲かれば、何をやってもいいんだ」という圧倒的な声に、
かき消されてしまったのです。
 今こそ、「拝金主義は犯罪である」と定義すべきです。
なぜならば、倫理なき行動は、資本主義を破壊するからです。

文化の違い culture gap 2003 6 23

今日(2003年6月23日)の日本経済新聞には、このような記事があります。

「住宅担保に消費者ローン」
「家計、金利負担増の懸念」
「アメリカで、住宅を担保にした消費者ローンが急増している。」
「ただ、同ローンは大半が変動金利であるうえ、住宅バブル頼みの色彩も強い。」
「ホーム・エクイティ・ローンと呼ばれる同融資は、
住宅の評価額から住宅ローンを除いた部分を担保にするもので、使途の制限はない。」

 これを読んで、さすがに日本人は違和感を感じるでしょう。
このような「アメリカの借金文化」には、ついていけないと感じるでしょう。
住宅の評価額が下がって、金利が上昇すると、どうなるか。








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